2012年2月12日日曜日

過渡現象(RL直列回路)



上述したRL回路について、電流iは、スイッチSWを閉じてからt秒後の電流を表す。
この場合、RL回路において、
L(di/dt)+Ri=E
が成立する。
両辺をLで除算すると、
(di/dt)+(R/L)i = E/L
が導出される。
ここで、(dy/dx)+py=kの一般解は、y=Aexp(-px)+(k/p)となるので、これを適用すると、
i = Aexp(-(R/L)t)+(E/R)・・・(1)

また、t=0のときi=0である(まだスイッチSWがオンされていないので電流が流れていない)。
このとき、
0 = A + (E/R)
⇒A = -(E/R)・・・(2)

上述の(1)(2)より、
i =  -(E/R) exp(-(R/L)t)+(E/R)
⇒i = (E/R){1-exp(-(R/L)t)}

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